令和7年電気記念日祝賀会を開催
概要
電気記念日は、1878年(明治11年)3月25日、東京虎ノ門の工部大学校におきまして、我が国初めてのア-ク灯が点灯され電気の時代が始まったことを記念して設けられました。
関西におきましては毎年、記念日を祝って関係官公庁・関係団体・民間企業の大きな輪の中で「電気記念日行事関西実行委員会」を組織して、官民一体となった取り組みを展開してきました。本年も3月25日(火)に大阪を始め、京都、神戸、奈良、滋賀、和歌山、姫路の各地区において多彩な行事が実施されました。
大阪会場では、当日15時から中央電気倶楽部において、祝賀会が開催され、電気関係事業傘寿功労者をはじめ各方面から180名が出席しました。
なお、当日ご都合により参加頂けなかった方のために、祝賀会の模様をお伝えするために、ご希望のあった方へ後日YouTube配信を行いました。
祝賀会場の様子
式典
式典の冒頭、白銀隆之実行委員長(一般社団法人日本電気協会関西支部会長)は、挨拶の中で、30年前の阪神・淡路大震災復旧の際、瓦礫があふれる街に電気の灯りが戻った時の事を振り返り、「能登半島地震の一日も早い復旧・復興を祈る」と述べられるとともに、開催まであとわずかとなった大阪・関西万博にも触れられ、「万博が復興へのエールとなり、また、電気関係業界の次世代を担う技術者に、夢や希望を与える機会になる事を願う」と期待感を示されました。
式辞を述べる白銀隆之実行委員長
ご来賓あいさつ
続いて、ご来賓を代表して近畿経済産業局長(鈴木資源エネルギー環境部長代理出席)、関西電力株式会社社長(小川取締役代表執行役副社長代理出席)からの祝辞があり、大阪府知事や大阪市長からのメッセージも披露されました。
近畿経済産業局 鈴木浄博 資源エネルギー環境部長
関西電力㈱ 小川博志取締役代表執行役副社長
点灯式および記念講演
「点灯式」では、大阪市立科学館のご協力により、当時のデュボスク式アーク灯のレプリカによる灯りを再現、また120年余り前に日本でめて試作されたトーマス・エジソンが発明した竹フィラメント電球復元)、白熱電球、LED電球を使っての点灯式が行われ、当時の柔らかい光を体験いただくとともに、電灯の進化を実感していただきました。
続いて、「電気関係事業傘寿功労者表彰」では、電気関係事業にその半生を捧げられ、めでたく傘寿を迎えられた功労者(対象423名中出席者122名)を代表して、橋本倫行氏に感謝状が贈られました。
また記念講演では、電力広域的運営推進機関理事長の大山 力 氏が「電力広域的運営推進機関の紹介と活動・成果の報告」と題して講演を行いました。
その後、傘寿功労者、来賓および一般招待者の皆さんは、各会場にて祝宴に参加されました。会場では、傘寿功労者の方々も、久しぶりの知己との再会を喜びあい、終始和やかな雰囲気の中で時間を忘れ、楽しいひと時を過ごされました。
大阪市立科学館 猪口学芸員によるアーク灯の点灯
冨山勝幸氏による点灯式の様子
傘寿功労者代表(橋本倫行氏)に感謝状を贈呈
講演者:大山 力 氏
記念講演の様子
祝宴の様子
祝宴の様子
祝宴の様子
大阪市立科学館による「電気記念日共催事業」
また、大阪市立科学館(大阪市北区)では、3月22日(土)に「電気記念日共催事業」として、「電気記念日スペシャルイベント2025」と題してイベントが開催され、1,528名の家族連れが訪れました。この日は展示場での「電気に関するガイドツアー」の他、ワークショップ「おもいっきり電気クラゲ」、電気と光に関する「スペシャルサイエンスショー」、科学工作コーナー「かんたんモーター」などが開催されました。
ワークショップ「おもいっきり電気クラゲ」
スペシャルサイエンスショー
科学工作コーナー「かんたんモーター」