講習会・講演会・見学会・各種セミナー
会員会社の経営者や幹部、あるいは電気技術者を対象に、電気行政や電気技術に関する講演会、講習会を定期的に開催しています。
また、法令、基準等の改正にともない、その都度「電気事業法改正説明会」「電気設備技術基準改正説明会」「内線規程説明会」「高圧受電設備規程説明会」「系統連系規程説明会」などを実施。また会員会社の技術者を対象に、電気設備見学会を毎年行なっています。
電気記念日行事
明治11年(1878年)3月25日、東京虎ノ門の工部大学校で行われた電信中央局の開業祝賀会の席上で、我が国で初めてアーク灯が点灯されました。
電気記念日は、この日を永く記念して、昭和2年(1927年)5月電気協会の部会総会で「全国的電気宣伝開催の件」が採択され定められました。以来、3月25日を「電気デー」と定めて、昭和3年を第1回とし、毎年、全国一斉の記念行事が実施されてきました。なお、昭和8年からは、名称を「電気記念日」としました。
電気記念日行事は、昭和19年(1944年)以降、時局の関係で中止され、戦後、関西では昭和25年(1950年)に復活後、名称を「電気まつり」とし、「関西電気まつり実行委員会」を組織して、協会会長が委員長となり、関係官公庁、団体、関係事業者多数の協賛を得て行事の実施に当たりました。その後、昭和45年からは名称を「電気記念日」とするとともに、実行委員会の名称も「電気記念日行事関西実行委員会」と改められました。
また、昭和31年(1956年)からは、各地方都市(京都、神戸、大津、奈良、和歌山、姫路)においても、それぞれ記念行事が実施されており、電気記念日行事は、祝賀会、講演会、家庭電化展、こども大会、電気科学館の無料公開、企業による花自動車行進等まことに多彩に繰り広げられました。
このほか、電気記念日行事の一環として、この由緒ある日を祝福し、先賢の功績をたたえ、電気の恩恵に感謝をささげるとともに、電気文化の発展を期するため全国的に記念行事が行われました。
関西においてもこの日を祝い、電気関係諸事業功績者に対する表彰(3年に1回)を昭和28年(1953年)から実施するとともに、昭和33年(1958年)からは傘寿(80歳)功労者に対する感謝状の贈呈も行われています。また、「記念講演」など多彩な行事も行われています。
エジソン記念碑とエジソン彰徳会
世界初の実用的なエジソン・ランプに日本産の真竹(京都府八幡市)の繊維が使用されたことを記念して、昭和9年(1934)、京都石清水八幡宮境内隣接地に「エジソン記念碑」が建立されました。昭和31年(1956)にはエジソン翁の功績を讃え、科学思想の普及高揚と文化の向上に寄与し、またその事業を通じて諸外国との親善交流を目的とした「エジソン彰徳会」が設立され、日本電気協会に本部、関西支部に支部が置かれて現在に至っています。昭和33年4月に現在の石清水八幡宮境内に移転建立され、建立から50年にあたる昭和59年(1984)には記念碑を再建。例年10月18日に碑前祭が行なわれ、5年ごとに記念行事が行われています。
各種表彰
毎年5月に開催される支部大会において、永年にわたり電気事業の発展に貢献してきた法人の会員の従業員の方々を対象に、永年従事者、功績従事者表彰を行っているほか、さまざまな表彰制度を設けています。
電気関係諸事業功績者に感謝状贈呈
関西の電気関係事業の発展に貢献された功績者に対して、3年ごとに感謝状を贈呈しています。
傘寿功労者に感謝状贈呈
電気記念日の記念行事として、長く電気関係事業に従事され80歳を迎えられた方々に感謝状を贈呈しています。
電気関係業務従業員表彰
支部大会において、永年にわたり電気事業の発展に貢献してきた法人会員の従業員の方々を対象に表彰しています。
永年従事者表彰(満25年以上従事)
功績従事者表彰(電気に関する有益な発明・発見・考案・改良、重大事故の未然防止、または善行のあったもの)
「澁澤賞」候補者の推薦
澁澤元治博士が昭和30年(1955)に文化功労者として表彰された栄誉を記念して制定された権威ある賞です。電気保安に関して発明・工夫、または著しい功績のあった方々に日本電気協会会長から毎年贈られており、関西支部では同賞候補者の推薦を行っています。