関西電気安全委員会第７３回通常総会を開催

　関西電気安全委員会（委員長：松浦　康雄（関西電力送配電㈱　執行役員　配電部・情報技術部　担当）は、6月10日（月）、第73回通常総会を開催しました。「令和５年度事業報告及び決算」の報告、「令和６年度事業計画（案）及び予算（案）」を提案し、原案どおり承認されました。
　松浦委員長が冒頭挨拶にて、「太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーによる発電量が増大し、休廃止が進んでいる火力発電および再稼働が進まない原子力発電の影響が相まって、国内の電源構成の変化が電力需給調整に与えている影響」に触れ、「電力需給調整市場での新たな調整メニューが加わるなどの情勢変化や多様化・高度化するエネルギーニーズに対して、低廉で良質な電気を安定的にお届けし続けることの重要性。更には、ＡＩ、ＩｏＴ等のデジタル技術を活用することが、電気安全の確保や電気事業者の更なる発展に繋がる」ことを示されました。また、「感電事故など電気による災害や波及事故をはじめとする設備事故が未だ散見されており、官民一体での電気保安の確保を担う当委員会の今後の活動に期待と電気事業関連に従事されている方々に感謝を示され、あいさつを閉められました。」
　本委員会の令和６年度の事業計画方針としては、電気使用安全推進のため重点指向の活動を行うことになりました。
重点実施事業としては、
　○電気使用安全の啓発・推進と電気知識の普及
　○不良電気工事の防止対策と電気工事人の教育
　○表彰　の3項目として、諸事業を実施することとしています。
なお、本委員会は、「電気安全広報部会」「電気工事部会」と「電気保安功労者審査委員会」で構成されています。