令和6年電気記念日祝賀会を開催
概要
電気記念日は、1878年(明治11年)3月25日、東京虎ノ門の工部大学校におきまして、我が国初めてのア-ク灯が点灯され電気の時代が始まったことを記念して設けられました。
関西におきましては毎年、記念日を祝って関係官公庁・関係団体・民間企業の大きな輪の中で「電気記念日行事関西実行委員会」を組織して、官民一体となった取り組みを展開してきました。本年も3月25日(月)に大阪を始め、京都、神戸、奈良、滋賀、和歌山、姫路の各地区において多彩な行事が実施されました。
大阪会場では、当日15時から中央電気倶楽部において、祝賀会が開催され、電気関係事業傘寿功労者をはじめ各方面から186名が出席しました。
なお、当日ご都合により参加頂けなかった方のために、祝賀会の模様をお伝えするためのYouTube配信も同時に行いました。
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祝賀会場の様子
式典
式典の冒頭、白銀隆之実行委員長(一般社団法人日本電気協会関西支部会長)は、挨拶の中で、気候変動やエネルギー安全保障への対応が課題となる一方、蓄電池や生成AIの研究開発などが進んでいることを踏まえ、「電気関係者が担う役割が一層広がり、大切なものになる」と述べられました。
続いて、ご来賓を代表して近畿経済産業局長(小山資源エネルギー環境部長代理出席)、関西電力株式会社社長(松村代表執行役副社長代理出席)からの祝辞があり、大阪府知事や大阪市長からのメッセージも披露されました。
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式辞を述べる白銀隆之実行委員長
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ご来賓:近畿経済産業局 小山雅臣資源エネルギー環境部長
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ご来賓:関西電力株式会社 松村幹雄代表執行役副社長
点灯式および記念講演
「点灯式」では、大阪市立科学館のご協力により、当時のデュボスク式アーク灯のレプリカによる灯りを再現、また120年余り前に日本でめて試作されたトーマス・エジソンが発明した竹フィラメント電球復元)、白熱電球、LED電球を使っての点灯式が行われ、当時の柔らかい光を体験いただくとともに、電灯の進化を実感していただきました。
続いて、「電気関係事業傘寿功労者表彰」では、電気関係事業にその半生を捧げられ、めでたく傘寿を迎えられた功労者(対象392名中出席者110名)を代表して、安元謙太郎氏に感謝状が贈られました。
その後、「電気関係諸事業功績者表彰」では、関西の電気業界の発展に多大な貢献をされた功績者(対象36名中出席者15名)を代表して、上門一裕氏に感謝状と記念品が贈られました。
また記念講演では、京都大学名誉教授の松波 弘之 氏が「パワー半導体SiCのこれまでとこれから」と題して講演を行いました。
なお、今年は、平成31年以降、コロナ禍により中止されていた祝宴が5年ぶりに再開されました。傘寿功労者、功績者、来賓および一般招待者の皆さんは、各会場にて祝宴に参加されました。会場では、傘寿功労者の方々も、久しぶりの知己との再会を喜びあい、終始和やかな雰囲気の中で時間を忘れ、楽しいひと時を過ごされました。
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大阪市立科学館 大倉学芸員によるアーク灯の点灯
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点灯式の様子(左端が復元された竹フィラメント電球)
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傘寿功労者代表(安元謙太郎氏)に感謝状を贈呈
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功績者代表(上門一裕氏)に感謝状および記念品を贈呈
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講演者:松波 弘之 氏
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記念講演の様子
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祝宴の様子
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祝宴の様子