平成30年電気記念日祝賀会を開催
電気記念日祝賀会に関係者約220名が出席
電気記念日は、1878年(明治11年)3月25日、東京虎ノ門の工部大学校におきまして、我が国初めてのア-ク灯が点され、電気の時代が始まったことを記念して設けられました。関西におきましては毎年、記念日を祝って関係官公庁・関係団体・民間企業の大きな輪の中で「電気記念日行事関西実行委員会」を組織して、官民一体となった取り組みを展開してきました。本年も3月23日(金)には大阪を始め、京都、神戸、奈良、滋賀、和歌山、姫路の各地区において多彩な行事が実施されました。大阪会場では23日、15時から中央電気倶楽部において祝賀会が盛大に開催され、電気関係事業傘寿功労者をはじめ各方面から約220名が出席しました。式典の冒頭、藤洋作実行委員長(一般社団法人日本電気協会関西支部会長)は、あいさつの中で、「電気関係事業は電力システムの改革の進展に伴い、小売事業者が参入する自由競争時代に突入するとともに、2年後には送配電部門の法的分離がせまり、国レベルでの各種制度設計の議論が進んでいる中、スピード感を持って柔軟に対応する必要性が高まる一方、安全・良質・低廉な電気をお届けし、社会に貢献するという、電気関係事業者の使命は変わらない」と述べられた。その上で「私ども電気関係事業者の果たすべき使命は、一段と広がりと重みを増している。全員が今後も一致協力し、電気を通じて社会の発展に貢献できるよう、一層の努力を重ねていかなければならない」と訴えました。続いて、ご来賓を代表して近畿経済産業局長(石垣資源エネルギー環境部長代理出席)、関西電力株式会社社長(湯川常務代理出席)からの祝辞があり、大阪府知事、大阪市長からのメッセージが披露されました。
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式辞を述べる藤 洋作実行委員長
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ご来賓:近畿経済産業局 石垣宏毅資源エネルギー環境部長
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ご来賓:関西電力株式会社 湯川英彦常務執行役員
電気関係傘寿功労者351名に感謝状を贈呈
「点灯式」では、大阪市立科学館のご協力により、当時のデュボスク式アーク灯のレプリカによる灯りを再現、また120年余り前に日本で初めて試作されたトーマス・エジソンが発明した竹フィラメント電球(復元)、白熱電球、LED電球を使っての点灯式が行われ、当時の柔らかい光を体験いただくとともに、電灯の進化を実感していただきました。続いて、「電気関係事業傘寿功労者表彰」では、電気関係事業にその半生を捧げられ、めでたく傘寿を迎えられた功労者(対象351名中出席者115名)を代表して松岡憲生氏に感謝状と記念品が贈られました。また、3年に一度行われる「電気関係諸事業功績者表彰」では関西における電気関係事業の発展に尽くされました方々(対称41名中出席者21名)を代表して田尻哲也氏((株)ダイヘン社長)に感謝状と記念品が贈られました。また記念講演では、石清水八幡宮、権宮司の田中朋清氏が「エジソン翁と石清水八幡宮~日本人の知恵と科学~」と題して講演を行いました。
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点灯式の様子
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電気関係傘寿功労者代表 (松岡憲生氏)に感謝状贈呈
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電気関係諸事業功績者代表 (田尻哲也氏)に感謝状贈呈
大阪市立科学館では3月25日(日)、約2,100名の家族連れが「電気記念日」をイベントに参加
また、大阪市立科学館(大阪市北区)では、「電気記念日」の3月25日(日)恒例となった展示場の無料公開に、2,071名の家族連れが訪れました。今年は日本に電気が灯って140年を迎え、「電気のスペシャルイベント2018」と題して、多くの催しが開催されました。この日は、電気記念日行事関西実行委員会共催イベント、中高生・大学生による展示品の紹介「自然科学の基礎を訪ねる~科学館ナビ!~」やスペシャル・イベント「電池のヒミツ&チャレンジ!みんなでいっしょに人間電池!」、「3D宇宙映像体験」や「電気に関するかんたん科学工作・かんたんモーター」などが開催され、会場は大いに盛り上がりました。
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科学館B1階会場風景 「電池のヒミツとみんなでいっしょに人間電池」
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科学館1階会場風景 「科学館大好きクラブ」
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科学館4階会場風景 「光で部屋を広げよう」
記念講演 <電気記念日祝賀会にて記念講演をされる石清水八幡宮 権宮司 田中朋清氏>
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記念講演:石清水八幡宮 権宮司 田中朋清氏