エジソン記念碑 碑前祭を挙行
発明王エジソンの偉業をしのぶ「エジソン碑前祭」が10月18日(火)、京都府八幡市の石清水八幡宮境内のエジソン記念碑前において、エジソン彰徳会の主催により挙行されました。本年は、エジソン翁の歿後85年にあたり、5年ごとの大祭として、当日は、アレン・グリーンバーグ総領事(駐大阪・神戸米国総領事館)、堀口文昭市長(八幡市)らを来賓としてお迎えし、エジソン彰徳会から福田督理事長(日本電気協会会長、中国電力(株)相談役)、藤洋作副理事長(日本電気協会理事・関西支部会長、関西電力(株)顧問)ら関係者が出席されました。冒頭にあいさつした福田理事長は「1956年に設立された当会も今年で60周年を迎える。エジソン翁が生涯抱き続けた科学技術への限りない夢と情熱を次世代に伝えるよう努めていきたい」と語った。続いて、道浦正治氏(日本照明工業会筆頭副会長)による「照明の歴史とエジソンの偉業について」紹介されました。日米両国の国歌演奏、国旗掲揚に続き、福田理事長、藤副理事長、アレン・グリーンバーグ総領事が碑前に献花を行いました。その後、三田敏雄日本電気協会副会長(中部電力(株)相談役)、長榮周作理事(パナソニック(株)会長)をはじめ関係者らが献花し、エジソン翁の遺徳をしのびました。
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福田督理事長献花
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アレン・グリーンバーグ総領事、 藤洋作副理事長献花
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道浦正治氏講演
碑前祭終了後の懇親会において、来賓のアレン・グリーンバーグ総領事はあいさつで「戦時中も幾多の苦難を乗り越えみなさんの力でエジソン記念碑は守られました。その勇気と友情に敬意を表したい」と日米両国の関係維持とさらなる相互発展に期待を込められました。
(注)「エジソン記念碑 碑前祭」
日本では1930年(昭和5年)に開かれた第2回「電灯記念祭」に際し、エジソンの功績を後世に伝えるため、日本電気協会内に組織された「エジソン記念碑建設会」が記念碑の建立を決定しました。エジソン翁が発明した白熱電球のフィラメントに京都八幡市の竹が使われたことにちなみ、石清水八幡宮境内に昭和8年にエジソン記念碑が建造されました。その後、50年の歳月を経て劣化が進んだため、1984年(昭和59年)にエジソン彰徳会により建立50周年を記念し御影石を使った高さ1.7メートル、幅6.3メートルの新記念碑が再建されました。エジソン彰徳会では毎年、エジソン翁の命日(10月18日)に、翁をしのび、碑前祭を挙行しています。