第74回定期大会を開催
概要
5月31日(金)、京都市南区のマリアージュグランデにおいて、京都部会会員29名出席のもと第74回定期大会を開催いたしました。機械・金属部門の祝部(ほうり)茂樹幹事(㈱島津製作所)が議長を務め、ご来賓に経済産業省中部近畿産業保安監督部近畿支部 山本課長補佐をお迎えし、ご祝辞をいただいた後、議事に入りました。柴原利一京都部会会長(月桂冠㈱)から平成30年度事業報告・諸報告および収支決算報告が行われ、報告の通り承認されました。次に同じく柴原会長より2019年度事業計画および予算の各議案を提案し、原案の通り承認されました。最後に中井事務局長(関西電力㈱)より、人事異動等に伴う役員変更を報告し、大会は、閉会いたしました。
定期大会審議終了後、恒例の記念講演に移り、公益財団法人 日本骨髄バンク 広報渉外部長 小島 勝 氏を講師に招き、「骨髄バンクの現状と課題」と題し、ご講演いただきました。講演では、皆様の善意でドナー登録が50万人を突破したこと、骨髄等の移植を希望される患者さんの9割以上に少なくとも1名以上のドナーが見つかるようになったこと、そのうち6割程度の患者さんが移植を受けられること等の現状報告があり、課題としては、10年後、20年後を見据えた若年者層(10代・20代)のドナー登録者の拡大やドナーの方の負担軽減として骨髄ドナー特別休暇制度を導入する企業の拡大や提供の為の休業による収入減を軽減するドナー助成制度を導入する自治体の拡大等、ドナーを支える仕組みの充実や拡大が急務であることを強く訴えられていました。いつ何時発症するかわからない血液のガン。参加者は、大変関心を持たれ、ご自身はもとよりご家族、同僚等のことを頭に浮かべ、真剣に耳を傾けておられました。
京都部会では、今年度も諸活動を通じ会員の皆さんに少しでもお役に立てるよう取組んでまいりますので、引続きご支援、ご協力をお願いいたします。
-
定期大会の様子
-
記念講演の講師